AIクローラーによる学習の是非

AIクローラーとはなにか?

AIクローラー(AI crawler)は、ウェブ上の情報を自動で巡回・収集するプログラムです。従来の検索エンジン用クローラー(Googlebot など)が検索インデックス構築のために使われるのに対し、AIクローラーは 機械学習モデル(特に大規模言語モデル=LLM)のトレーニングや、AI検索・リアルタイム回答生成の目的でデータ取得を行います。wikipediaより引用

要するに、AIクローラーは2つの目的で使い分けされています。

  1. 機械学習のトレーニング
  2. AI検索、リアルタイム回答生成

主要な機械学習用途のクローラー

  • LLM(大規模言語モデル)の事前学習・継続学習用データ収集
  • 大量・広範囲・非リアルタイム
  • 一度取得したデータを長期間再利用することが多い
クローラー名企業用途
GPTBotOpenAIChatGPT/GPT系モデルの学習用
ClaudedBotAnthropicClaudeシリーズの学習用
Google-ExtendedGoogleGemini/Bard向け学習データ収集(検索とは分離)
Meta-ExternalAgentMetaLLaMA等の学習用

主要な回答生成用途のクローラー

  • アクセスは断続的・質問依存
  • 最新情報の取得が目的
  • 検索流入や被リンク効果が発生する場合もある
クローラー名企業用途
ChatGPT-UserOpenAIユーザーの質問に応じて都度クロール
OAI-SearchBotOpenAI検索インデックス・回答補助
PerplexityBotPerplexity AI出典付き回答を生成
Claude-SearchBot / Claude-UserAnthropicClaudeの検索・補助回答
BingbotMicrosoftCopilot / Bing AI向け
GooglebotGoogleSGE / Gemini検索補助

学習用と回答生成用の違いまとめ

観点企業用途
主目的モデル学習ユーザー回答
データ大量・蓄積型少量・即時
リアルタイム性不要必須
サイト負荷高くなりがち比較的低い
SEO負荷ほぼなし間接的にあり得る
制御方法robots.txt / llms.txtrobots.txt / UA制御

個人ブロガーにとって企業の学習用クローラーは不要

ここからが私の意見であり、本記事で伝えたいことです。個人ブロガーの立場では、ユーザーがあなたのサイトに訪れてもらうことが目的です。しかし、学習用クローラーは、あなたに見返りがありません。それどころか、学習用クローラーはあなたの独自のコンテンツ価値を希釈してきます。学習した内容を、要約され、再構築され、他サイトの情報と混ぜてモデルを強化しています。つまり、あなたのブログで読む理由が弱くなるということです。あなたのサイトに来てほしいのは、回答生成用のクローラーであって、機械学習用のクローラーではありません。

学習用クローラーは全く意味がないのか?という問いに対して、意味は完全にはゼロではありませんが、見返りが抽象的です。将来的には社会全体のAI品質向上に寄与するかもしれませんが、個人ブログは学習への寄与が限定的です。そのため、私は学習用クローラーのアクセスは原則ブロックで問題ないと判断しています。

ブロック推奨クローラー一覧

先ほど挙げた、機械学習用のクローラーの表は、一部だったため改めてリストで紹介します。ここに載っているクローラーがブロックするべきクローラーです。

  • GPTBot
  • ClaudeBot
  • Google-Extended
  • Meta-ExternalAgent
  • Bytespider
  • CCBot
  • AI2Bot
  • cohere-ai

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